いちばんきれいな三日月

2015-11-17

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お天気に恵まれました小春日和の月曜日
遅くなってしまいましたが、やっとこさ隙間時間で来たので電車に飛び乗りました

皆様にもきちんとしたご挨拶が遅くなっており申し訳ございません。
高野山と恵光院様とお大師様にご挨拶に行ってきましたよ

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写真は車窓から
展示を見に来て下さったsさんが車窓から見たと仰った多分同じ薊の花を見つけることが出来てとても嬉しかった
寒暖の差激しい高野山
少し季節より遅く咲いた薊が、綿毛に変わる前にブリザーブドフラワーみたいになっちゃって紫色のままずっときれいなのなかもしれない

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極楽橋からのテンション上がるトロッコ列車に乗り換え
極楽橋の真ん中でスタイル美しい黒人の方が不老柿(駅で売っていた。)でジャグリングされてる風景があまりにも現実感と不似合で不釣り合いで、夢か明るいオバケを見ているのかと思った
それにしても、すごい急斜面
これだけの急斜面を行く列車は日本でもそう数多くはありませんとのアナウンス
数多くはなくとも唯一ではないのかということが驚き

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金剛峰寺から歩いて恵光院さんへ
副住職さまご夫妻はおられませんでしたが
ご住職やお婆様や恵光院一番のおちびちゃんtチャンにお会いできて嬉しく

その後、本堂で、阿字観体験させて頂きました
自分の中の仏様と一体になる瞑想が阿字観なのだそう

生まれたての赤ん坊は勿論、やんちゃくちゃ坊主にも、パン屋さんにも、軍人さんにも、ひとりひとつの宇宙が胸の内にあるという根本概念

日本人にとっては本来語るまでもない当たり前の感覚のはずなのだけれど
そんな和やかな素晴らしき自然観死生観世界観

文化的なものや美しいものから離れて、
とめどない実体のない情報、とりわけ欲張りものが当たり前と言い張る社会のシステムまみれになっていると、
人や世界はそれらを忘れがちになってしまい外からの声の大きな情報や価値観に流されそうになるのだろう

お大師様のいる奥ノ院に向かう頃にはすっかり暗く。背の高い木々の間からはこれまでに見た中で一番きれいだなと思った三日月