お知らせと上村松園展の感想

2010-12-14


日展
京都市立美術館
平成22年12月11日(土)〜平成23年1月14日(金)
午前9時〜午後5時
休館日12月28日〜1月2日

入場料が必要

出品中です。
宜しければご高覧下さい。

さて、お知らせと同じ枠に恐れ入りますが、
先週12日展覧会最終日閉館90分前、ようやく上村松園展へ
間に合った…
会場は私と同じくぎりぎりな人たちで溢れていて、とてもまともな鑑賞ができる状況でなかったが、
美人(美人画ではなく、美人が)大好きの私、それでもノックダウンさっぱなしでした。

「月待ち」(展示では唯一着物が湿気ている)と「人生の花」の印象が鮮明。

最後に書く立ち姿について、と矛盾しますが、
今回の発見は松園の作品に自分の場合、はしっこに官能性を感じるぞということ
着物の裾、そして手足の指先の向かうところ、毛の先
髪の生え際やうなじはともかく、
結わずに下に流れた毛にまで生々しい匂いがするのはどういうこと。
驚いた。

普段からどうしてもディテールを愛でがちな私、
目や耳たぶ、唇の表現、美しい身体を纏う着物の線、物語を構成する可愛らしい髪飾りなど
見るべきとこがあまりにも多いのだが、
上質な役者が画面の上で役を与えられ、それらの全てのバランスが作り上げるその世界観が圧倒的で感動的なのかとつくづく。
立ち姿についての学びを頂いたように思う。