寶尽くし(仮題)
410×1000mm
和紙 墨 箔 金泥 岩絵具 膠
秋のいのちの声を聴く
枯れたいい声なんだ葡萄の葉は
かわいいんだ木の実の合唱は
冬の少し前、金色のさいごのたくさんの煌めきが様々な色に変わりながら
風になって消えていく景色
スランプ苦しかった
抜けるまでは絶対言えないし
自分でわかっているのがつらい
でも自覚がないというのがいちばん怖い
必要な時間
また、自分らしいものが描けるようになってきた
気流にのれたらムササビみたいにとぶばかり
風の声をきく
身を任せる
そのくりかえし、くりかえし
楽しい!
5月の個展《大丸京都店美術画廊》にて出品致します