模写のこと、という文章

2011-03-27

京表具共同組合連合会主催
表具の辞典 公開シンポジウム
(京都アスニー第8研究室 13時半〜16時)


美術評論家 加藤類子さんの講演を聴講

大観、春草らが滞在した五浦の地と東北の文化財について
表装のスライド
中国で垣間見られた修復の考え方と日本での考え方の違い
法隆寺金堂壁画と文化財保存としての模写
表具のこれから

自分もほんの少し文化財保存の現場に立ち会わせて頂く機会を頂いてから
自分の本画制作についてだけでなく模写とは修復とは
について考えるようになりました。

模写のこと
林司馬 先生
京都市美術館ニュース №54
昭和41年3月25日発行

今回初めて読ませて頂いたのですが
ここに大切な多くのことが集約されています。
3000字程度の短い文章なのでここに載せたいくらいですが
著作権とかあるのかなと思うので。美術に関わる方に限らず、読み物としてもおすすめできます。
文体が丁寧で穏やかで大変美しい。
文章にも人となりが出るのだと感じ入りながら読みました。
高校現代文の教科書に推薦したい。


又、この講演で頂いた表具の辞典の冊子が充実していて驚き
5月の刊行が楽しみです
ありがとうございました
「表具の辞典」
hyogunojiten@yahoo.co.jp