抽象と具象、模様を巡って

2012-02-28

 京都市立美術館コレクション展 模様を巡って
京都市立美術館
〜3月25日(日)

抽象と具象/須田剋太展
カホ・ギャラリー
〜3月4日(日)

具象は抽象になり抽象は模様になって模様はやがて線に、線は小さな点になってほとんど消える
ほとんど消えそうに現れた小さな点は信じられないくらいの密度と温度で
間もなく全てを包む空になる

抽象を極めたら無になると思う
須田作品が絶対的な目的地を持ってひとつの方向に向かうのでなく
視覚的に一次元と二次元、三次元の間を自由に行き来し、且つそれらの世界観に矛盾なく感じるのは
無や虚を絶対条件としたうえで全ての形態あるものを包括的に捉えたからなのかなと思った
わからないけれど

こんな美しく優しく強い形態が描けたらと憧れた
私は具象という体を借りて抽象的なもの
普遍的なものを描きたい

百万倍精進せねば
時間は有限なのに学ぶこといっぱい
嬉しすぎるよ