石楠花写生
私にとっての写生は
我慢
これで絵に起こせる(写生から日本画にできる)という必要性や
勿論満足や気持ち良さで済まさず
辛くなってきても
ととこんモチーフとの官能性を掘り下げて見つめ続けていると
つんとした気難しい美人(対象)が
無邪気に変わるというか心を許してくれるというか
ほんとの裸の表情を
自分にだけ見せてくれて
大袈裟かもだが
でも本当に
二人(対象と自分)だけで宇宙が完成しているようなそんな瞬間がほんの時々あって
それを得たときは本当にうれしい
絵が上手いとはとても言えないけれど
この表情を得る瞬間や時間を知っている描き手は
沢山いないと確信するからそこだけは自負できるかもしれない
頂いた表情や世界に応えられるものを何としてでも写生に日本画に現す
これではいけない