茶室

2017-07-14

蓮の写生
ふと目をやると、蓮池の向こうのお茶室に美しい御人
手招きされて戸惑いつつ、手を止めて小さな茶室に入ると同時に突然の雨。
一緒に飲みましょうと。お言葉に甘えつつ思いがけないお茶会。思いがけない雨、雨宿り。
一服のお茶、古木の船、蓮の葉の舟の上の菓子、雨の音、朽ちゆく蓮葉の香り
何て幸せなんだろう
その方の茶碗が静かにとんと置かれるとまた同時
魔法みたいに風も雨もとんと止んで。

当たり前みたいにまた太陽の下、写生していた場所に戻って描いている

蓮池を挟んで向こうと此方。
そういえば、久々。
ここまで極端に時空の隙間にすとんと挟まる感覚。