不染鉄とか・筆・呼吸

2019-12-20

高校からずっと仲良しの友人の相変わらずな完璧なプランニング!にて嵐山に。
冬を見つけに出かけたのに息を呑むくらいきれいな紅葉にも。沢山のおうちに柑橘の木があってたわわに実っている。
いい香り。
よく歩いて、よく話して。。
体の芯の芯までリフレッシュできました。

見事な藁葺き屋根で思い出したのは不染鉄の農村の絵。
10年くらい前かな?初めて見たのが、今よりさらにもっと自分が何者かわからなかった20代。
よくふらふらと「見せてください」と伺った《星野画廊》さん。
そう、当時は完全に《忘れられた作家》だったのだから!

こちらの写真は別日ですが。円山応挙展は終わってしまったけれど、京都国立近代美術館コレクション展は22日まで。好きな京都の作家の作品が勢揃い。
ひまわりなら、ゴッホよりも俄然、東は御舟、西は《山口華揚》。
改めて、しみじみ天才だと思った。静かに心を掴まれて絵の前からは動けない。
筆致が、息づかいが美しい。
ひとつずつの筆が呼吸というのか、
吸って、そして、はきだす、
長く静かに。
描くことそのものが生きることのそのもの。