箱入りお嬢様の葉を齧る

2013-06-30

 

鶏頭花
写生

土からはえたはんぶん野生みたいな鶏頭しか描いたことなかったけれど
先日お花屋さんから頂いたものを描いてみました
立ち姿から感じる気迫みたいなの(言葉で現せない)
雨風吹かれて育ったものには劣るけれど
鶏頭の季節の太陽の色や土の香りを思いながら
こんなにつやつやで慎重に丹念に育てられたのでしょう
親御さんであるお花農家さんに感謝しながら

運筆と同じで
モチーフそのものを充分感じたことがある(描いたことある)ものはスムーズ
虫を知らない  ヴァージンな箱入り?お嬢様なのに
太陽や風を感じてたらうっかり虫になって虫食いまで描いちゃう
鶏頭のもつ葉のフォルムやはり好き

インプレッションさんも記事に書いて下さっていたよ
ありがとうございます

「花を介して人と出会う」
http://impdays.exblog.jp/18017255/

さて
今日は

座談会
もっと美術を楽しむために
‐プロの見かた、理想の見かた‐
杉本欣久氏、西尾歩氏、竹浪遠氏、川見典久氏(順不同)

キャンパスプラザ京都

聴講してきました

勉強になっただけでなく、純粋に楽しかった
美術がテーマなのにビジュアルは一切なし
先生方それぞれのキャラの大きな違いと、微妙な意見の違いがいい
一つの答えに辿り着かせようというのでないから
話を聞きながら自分の意見を考える
これがもうそのままに
美術鑑賞の態度になれば理想な見かたにもなるはずと思った

途中私も輪の中に入りたくなったくらい(生意気)、面白かった
男気ある四人方が(本当に)タブーなしに思う存分お話し下さって
見えてなかったことに気付けてなかったとこのストッパーがいくつか外れた気がする
知識を得るためのお勉強の講義ではない
意義深いことをされている
私は聴けてラッキーだった

写生も日本画も同じ
相手ばかりではいけない自分ばかりでもいけない