はるかに深い快感について

2013-09-13

 

2013年10月24日(木)〜30日(水)

定家亜由子日本画展
 裸形/花
あべのハルカス近鉄本店美術画廊

どんどん近くなってきています
額装もぞくぞくできてきていて
うれしい

額装に出してしまった作品たちは
展覧会場搬入の日までは再会できない無いはずだったのですが
額屋さんに撮影まで頂いて
額装写真送って頂けました

いつもお世話になって安心してお任せしています額屋さん
京都寺町のヤマモトさん
http://www.framing-y.com/

今回の額装は肌も色も温かいの木で統一して下さっています

☆☆☆

前回の個展等で
金属質のもの強い色の額装と見比べることができて思ったのは
そのような尖った強い額装はインパクトがあるのですが

じっと側に居て飽きずに包み包まれるような額装は
やっぱりこんな
優しい雰囲気のもの

美術に興味ある方が残念ながら多くはない中で

絵描きにとって大変な課題

「先ずは見てもらう振り向いてもらわなければならない」

を解決したいということには

大声を出すこと、奇を衒うようなこと、そんなショックや驚きも大事かもしれませんが

私は
見れば見るほど好きになるような
ずっと対話していたいようなものを描きたいと思っています

そして

寄り添って
対話し続けた人にだけ出会うことができる

ショックや驚き

それを閉じ込められるような絵描きになれたら

そのような驚きは
エロや暴力、奇を衒った仕掛けで得た驚きやショックよりも
はるかに深いもの

(そのようにしてそれに出会えることができた瞬間こそが芸術における偉大な素敵な快感だと私は思っているのだけれど
どうでしょうかな ぁ ?)

かの
トルストイも

多くの女を愛した人間より一人の女を愛した人間の方が
はるかに深く女というものを知っている

というし


それとこれとはちょっと違う話だ ぁ ?