木島櫻谷
2013年10月26日〜12月15日
泉屋博古館
11月11日に観ました第一期展
http://sadaieayuko.jugem.jp/?day=20131111
から大幅に展示替えがあると聞いていたので再び
今回は
私と同い年の時に描いた
鹿の大作
1907『しぐれ』
もいいけれど
農村の日常を描いた
1909『和樂』
柳葉の美しい
1922『行路難』
の
人間を取材している二作に注目
動物画もそうですが
特に人を描いた作品には物語が
これでもかこれでもかと詰っている
それも、具体的に。
たのしい!
臨場感豊かに描写された小説に自分が引き込まれているときのような
少し引き離してはいるけれど
人間の美しさも醜さも強さも弱さも
排除も評価もせず
ただ
全てそのまま
まあるくおおきく受け止めて
この方は
本当に人が好きな方なのだなあと思った
絵は人なり
没後から75年
もう櫻谷はいないけれど
残された絵は描いた人の人となりをも伝え続ける