12月の蓮の掛物

2022-12-02
蓮ひかる
和紙 岩絵具 膠
一文字 草花紋金更紗
中廻し 白茶地太絓
上下 水浅葱地絓
軸先 白檀
典雅堂 水島宏和 伝統工芸士
第105回 表展
京都文化博物館
12月4日まで 10時-17時
これぞ京都ならではという展覧会で
昔より大好きな「表展」にて出品中
絵を囲んで、掛け軸を通して人が輪になり、輪が輪を呼んで、会場はおまつりのように賑わっていて。なんて素敵なんだろう。
小さな蓮の絵。この日のことはあまりに突然だったりで忘れない。
表展のために用意していたのでなく、訳あってアトリエにぽつんとあったものが、急にとんとんと晴れ舞台へ。
蓮も終盤、夏の終わりだった気がするけれど、12月に入り、図らずも星や雰囲気もクリスマスのようにも見えて。
写真にうつらなくて悔しいのですが、とにかくインドの古い金更紗の花柄が本当にかわいい。めちゃくちゃわくわくします。
私が何かで話した小さな子らを預かり花の写生に出かけたときのエピソードを覚えてくださり、そのときに受けられた素朴なイメージを加味して仕上げてくださったそう。
こんなに優しい掛け軸にしていただき本当にうれしいな。感謝でいっぱいです。