レモンイエローとアズライトブルー

2009-12-01

 

絵画での黄色い色の使い方が難しい。
橙色側の黄色よりもレモン側にいく程難しい。
ヒントを見つけたくて今日は黄色を探して街を歩く日と決めて、
大阪市立美術館で開催されている小野竹喬展(〜12月20日)へ行って参りました。
綺麗な色といわれて想像するより綺麗な色で、
かっこいい構成と聞いて想像するよりかっこいい構成で風景を描く日本画家(1889〜1979)。
普遍的で脱個性的、リアルと離れた表現なのになのに具体性をもって懐かしい場所や時間を思い出す。
静物画のように山や海が個をもって語りかけてくる。
すごい。

黄色が役者になっている作品は殆どなし。
でも、美術館の空を映してあたたかいグレーの壁を背景にしたイチョウの木ははっとするくらい綺麗でしたよ。

帰りは妹の誕生日プレゼントを買いにオープンしたてのミッフィーショップたるところへ
可愛いがいっぱい。
が、ここが黄色、それも、レモンにも近い黄色が主役級の役者として溢れていた。
こんな風に輪郭線をきっちり切りとってべた塗りだと黄色問題もクリアなんだけど。

あと、駅で一緒だった女の子がサブバッグにしていたAYURAの紙袋の黄色使いも綺麗で勉強になったな。

そして、今日の主役の群青
こんな綺麗な群青は初めて。

 

藍銅鉱という石から作られた天然の岩絵具。
詳細はまた今度。
出会わせて下さった全ての人と機会に感謝しなきゃと思う。