キュンストレーキ

2009-12-16

 お久しぶりの更新です。
描いたり笑ったり観たり泣いたり書いたり歩いたり調べたり走ったりしていました。
いろんなことが落ち着いて回り出しています。
さて、最近やってきたアトリエの新しい仲間で、四姉妹さんの紹介です。

  

  

左上から時計回りに、山羊毛の糊刷毛さん、津久毛(南方産の植物の繊維)の撫刷毛さん
山羊毛の附廻し刷毛さん、むじな毛のしごき刷毛さん。
本紙の補強に裏打ちする作業中に使いわけます。
日本画は周辺のお道具や材料などなども面白いですよ。

さて、和紙や彼女たちのことについてお勉強させて頂いているうちに面白い資料に出会いました〜
江戸時代に西洋医学の教壇で使われた「紙製人体解剖模型」、キュンストレーキと呼ばれるものについてのものです。
日本画については、紙という部分でしかリンクしませんが、このことを載せている長崎大学薬学部のサイトが凄く面白くて、第一章から読破。

ポンペの言葉が印象的。「医師は自らの転職をよく承知していなければならぬ。ひとたびこの職務を選んだ以上、もはや医師は自分自身のものではなく、病める人のものである。もしそれを好まぬのなら、他の職業を選ぶのが良い。」

たまたま覗いたサイトが色んなご縁を感じる内容で、ご先祖から小さい自分を怒られてるような気がしたな。