展覧会いくつか
上村松篁展
〜7月6日
京都国立近代美術館
若描きの頃の作品
何度見てもやっぱりすごいと思う
金魚、鶏、椿、鶏頭の作品など
1920年代の若干20代頃、私より年下であるはずの頃
この頃の松篁の作品に限っては
間違いなく大ファン
特に大作は静かな筆致でありながら感電しそうなエネルギーをはなっている
京都国立美術館第二回コレクションギャラリー
〜7月13日
第一回のコレクション展では甲斐荘楠音ばかりでちょっと胸焼けしたけれど
松篁に纏わる作家ということでバリエーションがあって一安心
しかし
それにしても最近の京都国立美術館のコレクション展の日本画のセレクトは
陰の魅力が強く重たいものが多い気がするのは気のせいかな
何も求めなくても魑魅魍魎の住む現実世界
思いっきり爽やかな澄んだものが見たいなあ
という気分
一見キレイめに見えるものでも毒の要素を含んでるものを選んでいると思ってしまう
それともそういう要素を見つけてしまう
契月でさえ
菊地契月 朱唇
榊原紫峰 雪中白鷺図
中村芳中展
〜6月29日
細見美術館
人間としての心地よいまでの自己肯定感
この作家
前からけっこう好き
描くことが楽しくて仕方ない感じ
推測だけれど多分ばんばん描いてばんばん売ってるような作家だったと思う
櫛と簪の展覧会の時も思ったけれど
こんなものを描けて求められる時代の空気一度でいいから吸ってみたい
江戸時代にタイムスリップしたくなります
技法としては大変シンプル
芳中の作品全て「たらし込み」でまとめてみると芳中の作品展というより「たらし込み」の展覧会のよう
「たらし込み」を知らない方はこの言葉を聞くと何故かくすくす笑われる
此方が大真面目に「たらし込み」について話すほどに
くすくす
なんでかな〜
つられて
くすくす
なんでかな〜
たらしこみ
http://sadaieayuko.jugem.jp/?day=20120519
佐川美術館さんでのたらし込みのワークショップ
2009年6月
情熱が掛け算になって本当に素晴らしいワークショップでした
http://sadaieayuko.jugem.jp/?day=20120610
このワークショップシリーズでは本当に勉強させて頂きました
お客様にも感謝です
みなさん元気でしょうか