沢宏靭と冨田渓仙

2015-06-20

滋賀県立近代美術館へ
写真はその庭園

「魅力再発見!秘蔵コレクションとの遭遇」
~7月20日(月・祝)

25年度の新所蔵されたと噂に聞いてドキドキしていた
織田瑟瑟の桜図(書画帖)は私のリサーチミスで五月六日までの展示でした…

が、
まあ、素晴らしい展覧会でした
そのタイトルの通りの展覧会

この美術館のコレクションはほんと素晴らしい
特に日本画

沢宏靭の十点がまとめて見られるのは貴重な機会
この画家の描きだす日本画の深くて優しい眼差し
土の匂い
100年後も共感される世界であってほしい

湖北シリーズ 昭和56年
この方の小品は見てて妙にせつなくなる

ありそもに蝶の舞う 昭和51年
とか
有名な母子の入浴の絵とか
あんな
懐深く器大きく大らかな絵を描く人でもいろいろあるんだわなそりゃそうだな
なんだかいろいろ考え込んでしまいました
夏風邪こじらせそう

黒田重太郎 さすがの裸婦デッサン素晴らしい
残菊の絵は近く真似させて頂こ

新発見は冨田渓仙
今まで何か変わってるなーくらいで見ていて、初めて感動したかも
まとめてみなくちゃわかりずらい作家っているけど典型
まだまだまったく眼が甘い、嬉しくなる
天才。

宇治川の巻 1915
名品

淀之水車図 1934

越国之紙漉図 1915
この和紙を漉く絵が渓仙持ち前の楽しいリズムが凄く生きてて
この頃の文人画風の日本画や書画が好きの人は必見 

岸竹堂 月下吼狼図 明治20年代後半

加納光於は実は昔好き凄い好きだった
今見てもやっぱりなんか感じるものがある
50すぎたらエッチングに転じようかな
まだまだ勉強不足なのにしたいことありすぎて困ります