するるんと、「京都日本画」について

2010-10-17

 

京都市立芸術大学130周年記念展
京都日本画の誕生-巨匠たちの挑戦-
2010年9/25(土)〜11/7(日) 休館月曜日
京都市立美術館

の関連イベント?として美術館で行われた田島達也先生の講演会へ
先生の講義は学生の頃からファンでいつも一番前の席で聴いておりました
この展覧会の裏タイトルが「ひとめぐりでわかる京都日本画」だそうで、
今回のこの講義はまさに「90分でわかる京都日本画」
大学で田島先生から何講義もかけて学んだ「京都画壇」を「京都日本画」という呼び名(この呼び方にも様々な思いや考え方があるようで、聞き慣れない言い方だなあと思っていたので納得)で今日90分で復習したようなかたち
円山応挙から始まり、円山四条派(写生派)の写生を貴重とする流れを脈々と受け継いだ「京都日本画」について
京都博覧会や京都府画学校の設立について
とてもわかりやすくするるんと頭に入りました
又、麦僊、華岳らの卒業制作に毎度のことながら驚愕
最後に、京都日本画らしさについて、写生画の伝統や京都の風土文化以外に“若手への期待”についておっしゃって下さっていました
が、この講義、聴講されているのは見渡す限りご年配(ごめんなさい!)の方ばかり
誰よりも京都芸大の日本画を志す学生が聴くべき講義だったんじゃないかなあ
もったいない〜