かたちが思想であり
いろは感情であり
素材は体感である
描くほどにそれが間違いないなあと
それを踏まえてあそべれば次のステージ
それを踏まえているのかが素人と蔵人の差かと
私は思う
今日、新聞の記事を見て知る
石本正先生が亡くなられていたって知らなかった
全然知らなかった
95歳
京都一の真のいろおとこであり京都画壇の最後の巨人であったのではと
今であれば人に繋いで繋いで繋いで頂ければチャンスが全くないこともなかったはずなのに
決して芸者しない
私の信念だけど
それでも一度でもお酒ご一緒させて頂きたかったとか
そのために強くなったようなものなのにななどというのは後付けにしても
あの津波の景色
京都画壇も
人の感性も
音をたてて一気に変わっていくのを目の当たりにする今を、絵描きとして生きさせて頂いている