偲ぶ小嶋悠司作品展
~7月2日 10時~18時 休廊 9・18・19・28・29
ギャラリー鉄斎堂
亡くなられたのとほとんど入れ違いだった。偶然だけれど、先生のアトリエの近くに越した。作品を見て「怖い」と人が仰るのを何度も聞いた。わかる。先生のテーマは「人間・凝視・地・死・穢土」等。先生のお人柄と先生のような本物の絵描きの気質を学生として目の前に見て何度もお話をさせて頂くことができた幸運な私にとっては怖いという感覚は正直少しも感じなくて、私が受け取るのものは、個人を超えたところに在る「哀しい・優しい」。そしてほんの少しだけ、個人を含む人間的な「寂しい」。そう、「愛」のこと。
中途半端なものはもう受け付けなくなると思う。
素晴らしい展覧会だった。
美しい画集には、秋野不矩先生が御寄稿をされている。