空に

2012-04-16

日本絵画 組み合わせの美
滋賀県立近代美術館
2012年4月14日〜6月3日
月曜日休館

北野恒富「暖か」「鏡の前」

大正デカダンスだとかエロティシズムだとかの代表作として
露出多く
よく取り上げられている作品

理由がちゃんとある
でも
理屈を超えてある
気迫がしみついている
絵具の使い方がやぼったいとか最後には関係ないな
(勿論大事だが 剥落していてハラハラするよ)

このエロは画像ではわかりません
恋人の裸と週刊誌の裸と、以上に見え方と在り方が違う
本気で息をのむくらいぐっとくるか
喰われる覚悟をもって近くに置いておきたいと思えるほどのもの
本気の鑑賞とエロティシズムは命がけ

沢宏靭の雪山風景(小品三点)

どんな方だったのかは知らないが
どの作品もそれぞれ違ってどれも好きだと思う
自分にはない感覚で憧れる画家
いかにも男性らしい

山本春挙「雪松図」

竹内栖鳳「柳下牛追図」(二幅)

ヨーロッパ滞在の感動と西洋美術の関心を貪欲に画面に取り入れている意欲作
栖鳳という一人の天才の在り方を垣間見る
この作品は初めて出会うもの
個人蔵‥
誰?

 岸竹堂「保津峡図」(右隻・左隻)
池田遙邨「湖畔残春」(右隻・左隻)
大林千萬樹「街道」(右隻・左隻)

伊藤深水「近江八景図」(8点組)
 野村文挙「近江八景図」(8点組)

近江は湖南、八景のあるこの地で観るのが良い
http://sadaieayuko.jugem.jp/?cid=6

八景観光
ついでにこの展示に立ち寄るなんて旅行、いいなあ

常設室展示
志村ふくみと滋賀の工芸

宮島勇「海遊」羅羽織

織りの構造はさっぱり読めないけれど
なんだかどきりとするような作品だった
ガイドさんの解説の時間と重なって館内が賑やかだったが
今日は
一人でじっくり感じたいという気分であったので
人と語らいながら見るのも楽しいのですが‥

でもこの一つについてだけはなんでもいいから言語情報が欲しい
話を聞きたいと思った
珍しい感覚

小倉遊亀常設展

どうあるべきかということを
絵から学ぶ
いつも気持ちを引き締めて頂いている
と思ったが
実は違うかも
どうありたいか
絵から思う
空に放たれている