夜の動物園 / 眠りながら描く

2018-09-20

襖絵完成してから様々な予定・約束・締切が津波のように。又、来年5月までの再びのひきこもりや怒濤のスケジュールに備えて、沢山の人に会ったり。
9月は冬眠前の熊のようだ。
全て、襖絵が完成したらお願いします、と先延ばししていたので当然ですね。。
石造りの裁判所を改装した建築が美しいシンガポールの国立美術館では子どもたちのためのイベントが開催。半年にわたるひきこもりでややネガティブさもあり、先入観でこの国では描きたいものには出会えないかなと思っていたけれど、ときおりだけど繊細な陰影や美しい光、アジアらしい市場や街には蠢くいのちのうねりも目をみはればありました。
ナイトツアーは、シンガポールではなく、京都市立動物園。三日間だけの夜間開館とのことで伺う。夜のすっぽん。改装されてスケッチにきていた学生のころとは随分変わっていました。新しくなって良いなと思ったのは図書スペース。さすが日本画のコレクションを誇る美術館や市立図書館もご近所の動物園。こどもたちのための図鑑や生きものの本に混じって石崎光瑤の豪華本や山口華陽先生の画集、奥本大三郎先生のご著書など好奇心に刺激。制作にいき詰まり音信不通になるほどのとき、私は此処に居るでしょう。
ほぼ初めての伊勢神宮。風の宮にふく風が爽やかだった。伊勢神宮から近いところにある夕暮れの天岩戸神社。なんだかここには写真載せられないような妖気がありました。
信楽経由で宇治田原という山里の正壽院さんというお寺にも。風鈴のおまつりが人気らしく若い人でいっぱい。10代からの友人と無地の風鈴を買って懐かしのアクリルガッシュでイラストかいてかえっこして季節外れのお土産にしました。テーマは☆柄、きゃぴきゃぴ楽しかった。