清く正しくカワイイは簡単につくれない

2013-03-16

 

もうすっかり春でうれしい
スキップしたくなるような
新しいワンピースが欲しくなるような

今日は画材やさんでワイヤーを買って
明るい色の作品に床の間チェンジ

瑟々の桜が表装できていたら
ちょうどこの時期あたりから
飾れたのだけれど
表具はまた何か絵が売れるまでの我慢

少し季節飛ばして百日草

今年は素敵なお軸に出会いたいな

さて
今日見た展覧会

交差する表現 工芸/デザイン/総合芸術
京都国立近代美術館
2013年3月16日〜5月6日

二階の〔第一部〕<工芸>表現の一断層
の展示が楽しかった
出来上がった作品以上に
構想段階の下絵などが面白くトキメキながら見る
浅井忠の陶器や漆箱の為の図案(職人さんへ)
神坂雪佳の工芸品の為の図案(職人さんへ)
河合寛次郎の陶器の為の図案(自分へ)
その他
上野リチのスターバー天井の為のデザイン画(自分たちへ)
夢二の千代紙は女子必見

どれも可愛いのに安くないし媚びてない
全く媚びないのにしかも背伸びも気取ることもないのに
完全片思いで
ドキュンとやられる作品に出会うとこれが才能というものかと思う

何かの広告のコピーで
『かわいいはつくれる』
というのを聞いて
確かにカワイイは比較的簡単に作れる
但しキレイや美しいは簡単には作れないよな
と思った記憶が
でも違った
媚びることなくカワイイを作るのは難しい

作り出されたものに形容詞をつけて感嘆するのは簡単だけれど
何かを作り出すことをなめちゃいけない

とにかく
昨日の可愛いって言葉キライ発言撤回
なんでぐれてたんだっけ

さて
こびてる?こびてない?
可愛いおやつと今朝書いたシール

おなかからたっぷり餡が見えるから
笑い最中って呼ばれるそう
今日頂きました明石の和菓子やさんの春色の鯛
目出度可愛いいな
きよくただしくかわいげなくちゃね