タイムスリップ

2013-11-16

京都 銀閣寺道にあります
白沙村荘へ

凄いお庭
大好きなお庭
とても好み

ここでスケッチし放題
アトリエから眺めながら絵を描いたりだなんて
うっとりため息ばかり

尊敬して止まない
橋本関雪の作ったお庭

先日の櫻谷展で見た木島櫻谷のアトリエの写真もびっくりしたけれど

随分前
大学生の頃かな
レストランで席が近くなった親子
スケッチブックを持参している小さな子ども
昔の私みたいで気になって仕方ない
その子が
「絵描きさんになる!」と言う
お父さんが「食べていけないから止めときなさい」と言う
その頃
絵描きさんをまだ目指してなかったはずだけれど
何故か
悔しくて悔しくて
その場面と声
恐いくらい鮮明に覚えている

その場面に
今の私がタイムスリップして

そんなことないですよ
って言えるか

未来の私が
言えるか

絵描きさんというお仕事の中で出会うあらゆること

そういうものなんだでなく
どうしてそういうものなのか
突き詰めて理解したい
中途半端な理解でタイムスリップする訳にはいかないから

理解したことが希望であってもその逆であっても
自分自身はとことん誠実でありたい
これからの子が絵描きさんになりたいと夢見て本気で行動したときに
理解し目撃することが希望であるように
美意識と画面のみが希望になるように
絶望させないような絵描きになること

かりん

展示室には
兵庫県立美術館で見た屏風作品

があった

http://sadaieayuko.jugem.jp/?day=20131006

美術館よりもっと間近で見れて
絵具や筆の息使いが生々しく見える
スケッチなどの資料作品も見れて感激!大興奮!