大乗寺( 応挙寺 )への旅

2023-06-13

京都駅から電車を乗り継ぎ、
応挙寺とよばれるところへ。

そう、いざ、大乗寺へ!


円山応挙とその一門による障壁画や襖絵が…165面!全ての部屋の裏表や全体に関係性があり、応挙によって念密に構成プロデュースされた文字通りの立体曼荼羅。
先ずは、有名な「老松孔雀図」がやはり見事。しかし、私としては「山水の間」が応挙の山々や水の流れに、大乗寺や万物への応挙自身の感謝の人生の旅路を重ねる心が筆から溢れるように感じられ、胸が熱くなり引き込まれた。とても自然に素直な気持ちで、応挙の目になって、応挙がアトリエを構えた京都から始まりの場所、大乗寺へと旅するような気持ちになって、緻密に描かれた滝や川や水を見ることができました。

解説をいただきながら、見つめ、読み解くうちに、それはやがて、お寺の庭園や大きな樟の木をも軽々超えて、海へ山へと連なり繋がり。。
イメージを遥かに超えて、應擧がいざなう柔らかで穏やかなまあるい世界でした。
大乗寺さま、
應擧先生、
ありがとうございました。

さて、このたびは絵も人生もとっても応援いただいている大好きなお姉さんとの二人旅でした!
いつも、このたびも、一人ではとてもたどり着かない場所や世界を見せていただいていて。。
日本画と水を巡る旅のしめくくりは
露天風呂にちゃぽんと浸かる。
荒湯の温泉たまごも美味しかった!