かえりみちにみたわたげ
さいたさいたあとの
わたぼうしは
さいたさいたまえの
わたぼうし
京都市美術館コレクション展 第1期
恋する美人画
〜5月11日(日)
京都市立美術館
※
さて
驚くほどキャッチーなタイトルと
壁の存在をわすれそうなくらい、並べられるだけ並べたという感じ
驚くほどの展示数
絵がちょっとかわいそうかな?
でも私みたいに毎回毎回常設展を見てる人間はまれなのだから
少しでも多くの人に
見てもらえないより見てもらえた方がいい
展示される方のそういう熱も感じる
中村大三郎のピアノや梶原比佐子の停留所
菊地契月の散策
など
今や超お馴染みとなったコレクションは素晴らしいのだけれど
ここまで詰め込まれると毎回見てる私としては今回はもう良いかなという風に見えてしまった
そんな風に名コレクションと大量の個性的な絵が文字のまんま所狭しと並ぶと
普通は魅力が霞んでしまうもの
ここで本題
それでも
新鮮にキラリと見える作品は力のあるすごい作品なのでしょうということ
そこで
今回光を放って見えたのは
三谷十糸子(明治37-平成4)
出品作は四点
・駒(1930)・少女(1928)・月の雫(1939)・春来る(1947)
月の雫を何度か見たことがあったけれど特に感じることがなく今までスルーしていた作家
初期の二点が大変印象に残る
初期のが好きなのかな
今後注目
他に個人的には
ある画廊で飾ってあったのに偶然出会いビビビと感じて
以前このブログにも書いていた!
若村緑 少女
http://sadaieayuko.jugem.jp/?day=20131122
にまた再会できた!のが本当に嬉しかった
この絵に会いに
もう一度見に行って二度目は赤マルついていたから
どこにお嫁に行ったんだろうってすっごく気になっていました
面白い面白い
素晴らしい素晴らしい
良かったな良かったなあ
あと
おすすめできる見どころ
明らかに意図的に並べているはずだけれど注釈はなかったのでこので紹介
向井久方 男児生まる
広田多津 母子
ご存知この二人ご夫婦である
どちらも好きな作家、日本画家
第四章「悪魔的肉体か菩薩的肉体か‐男性作家の視座」の部屋
観て頂いたらわかると思うのだけれどとなり同士で非常に似た画題と画風で並ぶ
この二人とこの絵とこの絵の何が違うのか
私は画題や選択するモチーフに本当の個人性は現れないと思っている
で、選択されていたり現れている面や線や筆致や醸し出すものを読み取ろうとするのだけれど
今日のところは結局わからなかった
もう一度見に行ったら何か気付くかな
※会期中の
5月2日(金)〜5月9日(金)
すぐ近くのギャラリー青い風にて日本画二点出品中
http://sadaieayuko.jugem.jp/?day=20140412
宜しければ覗いて下さい