日本画 ウラオモテ

2014-10-11

雨あがる

今日(昨日)
久し振りに見た虹
空のほとんどてっぺんに出てるのって、初めて見ました
何方かの車のピカピカのボンネットに映っていたことで気づいたよ

空を見上げればくしゃみ
季節外れの花粉症です

下の写真は
このごろお気に入りのお裾分け用あめ
自分のは龍角散入りのん

写真の右下

ブログ用のサインを堂本印象のイニシャル落款風に作ってみました

知ってる?
印象のは iD ですが。

日本画にサインする時はウラオモテが違うと視覚的にもすごく違和感あるのに
ブログ写真ではウラオモテは全く関係ないのが不思議

最初はブログ写真にも正当な場所(ウラ)にサインしていましたが
時々違和感がある場合があって心痛めつつオモテにサインしていることもあります

日本画のサイン位置のきまり
ウラオモテ
やさしい解説

日本画では
壁に飾るとき、当然、
画面に、天(上)地(下)があるように

画面の中に
裏と表
があると考えます

そして作家が落款やサインをする場合
サインが上座を絵に譲り??
伝統的には、 “裏” にする規則があります

あめちゃん写真の場合

「食べてごらん」
文字のあたま「食べて」側 ‥画面の左が表
文字のおしり「ごらん!」側 ‥画面の右が裏←サイン位置

あめちゃん写真を赤い起き上がりこぼしが主役だと考える場合

こぼしが右に顔を向いている‥画面の右が表
左におしりを向けている‥画面の左が裏←サイン位置

裏であれば、意外にも天(上)か地(下)は問いません

今の人は大体地にサインしますよね、でも‥たまに明らかにウラオモテ間違っておられたり
私も学生の最初の時は知らなかった

昔のきちんと知識のある絵描きさんだと当然ですがウラ側に、
しかし、堂々、天のてっぺんにサインがあったりする

今の作家として生きてる私にはすごく新鮮にかっこよく見えます
真似したいなーと思うけれど大体は無難に地の位置にに捺してしまうんだな

以上
日本画ウラオモテの解説でした

鑑賞のとき確認して見て下さい♪
きちんとした絵だと画面の中の気の流れが感じられたり
何で表にしてるのと思ってよく確認したら、これは所有者の落款だわとか

発見があって楽しいはず。