“眼を開いているか”

2015-11-12

画家の詩 詩人の絵
青幻社
企画監修 土方明司 江尻潔
監修 木本文平
編集協力 安藤理恵(藤井達吉現代美術館) 他

藤井達吉現代美術館の竹内栖鳳展 日本画ワークショップ《美しいと遊ぼう》で大変お世話になりました
宮嶋さん(いつもありがとうございます!)より宅配便
何かしら~と思ったら、こんな本!、頂きました。
戦後の日本美術の空気を淡々と伝える。
これが良い。面白い。本でときめくこと久々。
元気出た。
これ、実は、書店で並んでいるものでもあるけれど展覧会の図録でもあるから凄い。

画家の詩 詩人の絵
2015年11月17日㈫~12月20日㈰
碧南市藤井達吉現代美術館

そして、
この本の表装の《眼》が私の作業机のスタンドに長く鎮座しておられる《眼》と同じだったのも、なんとも不思議な感覚。
繋がるなあ。繋がる。
いつだったか、新聞にあって、何とも印象的で‥
私自身へのメッセージ “眼を開いているか” というような戒め含めて切り取ってはっていたもの。

誰の作かも忘れていた。
青木繁 のクロッキーである。

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故なくてさめざめし泣き夜半
知りぬ我まだ我に立ち背かぬ
栄誉なき恋なき人の石の胸
    何に拗ねるかたくなの性
    真日まてり磯の岩床を焼け赫けて
    底鳴る潮呻吟に似たり(P20  青木繁)