クリムト(~7月10日)とヤマタネの花の日本画(~6月2日)

2019-05-27

東京、まにまに
クリムト展 ウィーンと日本
東京都美術館
〜7/10

花Flower華 四季を彩る
山種美術館
〜6/2

風姿花伝 世阿弥(小西甚一訳)
たちばな出版

世紀末のウィーンに浸ったあとに見たから尚更だったんだと思う、山種美術館で見る日本画展の素晴らしかったこと。古径の、小虎の、松園の、それぞれの日本画の花々がそれぞれに瑞々しく麗しく。日本画や日本文化をみるとき、色というよりかたちとマテリアルなのだと気づく。そういえば、クリムトも金工士の家の子。容(かたち)潤って色を魅せる、なんて官能的な。

そう、秘すれば花

帰りの新幹線では、世阿弥の執筆が私の年齢と同じなんだな〜と、なんとなく誕生日前後に読むつもりがずっと鞄に入れっぱなしだった風姿花伝という
クリムトにはじまり、偶然も完璧な順序というか不思議に魅力的なマリアージュでした。
2日までですがおすすめです。