フィッツジェラルド短編集

2013-07-24

フィッツジェラルド短篇集 (岩波文庫)

スコット・フィッツジェラルド短編集
佐伯泰樹訳
岩波文庫

彼の、また彼のに限らず短編集が好き

彼の短編は
エメラルドやサファイアを散らした背の高いパフェみたいな
もしくは老舗ホテルの深入りすぎる珈琲

魔法の絨毯が高級車に変わった時代
彼の作品は真夏の夜の夢の印象ががぴったり

下線消えない なんだこれは

グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)

グレート・ギャッツビー
村上春樹訳
中央公論新社

表装のデザインが新版は残念な雰囲気に変わってるよ
気にする人は要確認

麻酔から目を覚まし
出産した我が子が女の子と知って泣くデイジー
『女の子で嬉しいわ。馬鹿な女の子に育ってくれるといいんだけど。
それが何より。きれいで、頭の弱い娘になることが。』

人生は本当に短くて一度きり

(

「夜はやさし」 角川文庫

 これも装幀うつくし )

やさしのタイトルが本当にかなしい

だけどデイジーみたく
それとも
フィッジェラルドとフィッジェラルドの妻ゼルダみたく

嘆かなくていい
(それを作品に昇華した彼は最高)

だって
気合の入った小説100万冊あれば
もしくは本物の画家の絵に100万作品出会えれば
あらゆる人生を百万回生きることができるよ

時間も空間も超えて

1920年代アメリカカルチャー

ロスト・ジェネレーション
アールデコ
ジャズエイジ
トーキー映画
ボブカットのフラッパー
禁酒法

西洋アートシーン

エコールドパリの下火
抽象絵画
シュールリアリズム
ダダ
ドイツ表現主義からバウハウスへ

日本は明治から大正へ

富岡鉄斎 衰退気味だった文人画の復興
高村光太郎
岸田劉生
柳宗悦 民芸運動
河合寛次郎
御舟
土田麦僊 国画創作協会
村上華岳
秦テルヲ
帝国ホテル設計 フランクロイドライト