いわゆる適応である

2010-11-18

 

ひっつき虫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

山林野原などを歩いたあと、衣服を検めるとこれらの種子が引っかかっていることが多い。動物側には利益はなく、場合によっては付着装置であるによっていやな思いをしたり、場合によっては傷つくこともある。ヒトや動物など移動するものにくっつくことで生息地域を広めることができる、いわゆる適応である。

トゲが若干堅くて痛いので、子ども同士のいたずらなどにも用いられる。


くっつく仕組み

くっつくための仕組みにも、さまざまなものがある。

  • 針と鉤を持つもの
その表面に突き出した針の先が鉤になっていて、それによって引っ掛かるようになっているものである。クリノイガは皮膚に刺さるほど鋭い針である。
  • 鉤になるもの
種子表面から突き出て、すぐに折れ曲がってに寝た針があって、これによって引っ掛かるもの。
  • 細かい鉤が密生するもの
種子の端や表面にごく小さな鉤が並んでいて、マジックテープのように張り付くもの。
種子表面に粘液毛などを持ち、それによって粘り着くもの。
(例) メナモミノブキチヂミザサなど。