恒例の墨の勉強会に参加させて頂きました。
今日の会場は新年に相応しいかおりのする京町家にて。
時が刻まれるのを忘れて墨を磨る空間は、古の時にタイムスリップしてきたかのよう。
そして、ご主人にご馳走頂いたインドカレーとスイーツが絶品でしたよ。
ありがとうございました。
さて、本日の王様は正保二年の刻印が入ったとても古くてそしてあまりにかっこう良い墨でしたよ。
様々な硯で磨り比べます。
同じ墨でも、使う硯によって色の出方や表情が全く異なってくる不思議。
又、墨と硯との相性というものもあり、ペアによっては、表面が墨も硯も滑らかに見えているのに
ぎぎぎとひっかかって磨れないのです。
こちらは、本日の女王様、金蒔ソウ菊の墨。
磨り口が、まるで鏡面のようです。
古くなった金の色と繊細で華麗な菊紋が美しすぎます。
ホレボレ。