緑の色気と紳士の変態

2012-02-22

学生の頃使っていた絵の具
こんな試薬瓶に入れてもらって買っていました

今は
試薬瓶ではあっという間になくなってしまうから
マヨ瓶
ですが
懐かしく可愛いな
試薬瓶は

オレンジから右は妹と妹が紹介してくれた先輩で友人方からのプレゼント
何れももったいなくて
使えず

うれしい

それにしても
見事に緑緑緑‥
緑が好きだったんだな

こんなのとか
いまとぜんぜんちがう?

60号〜80号? 「匂い」
(2005年)
睡蓮を描いているつもりらしい

私も誰でも
好きな色に変遷があるけれど
幼いころ好きだったのも緑色だったそういえば
証拠に
その頃
好きな動物はカエル(と犬)
ランドセルに緑がないことに本気で不満に思っていたし
変な子だ

今はなんだか派手な色使いをしなくなったけど

でも
地味な中に
ほんのちょっと色をさすと
その瞬間
魔法がかかったみたいに
ほんとに
ふっと
色気(いろけ)になる
その瞬間に出会えたら
いつだって何度でも何度も飽きずにそのたび驚いて息をのんでしまう
今のとこ

お化粧で紅を差したりが語源なのかもだけど
色気って
それにしても
ほんと良く出来た言葉

カラーフルな絵が描きたいのでなく
色気のある絵が描きたいのです


むんむんでなく
そっとちょっと妖艶な
本物の紳士淑女と勘のいい子供にしかわからない
ような色気

描きたいのです


ところで
ネット上の一部のコミュニティーで?は
紳士という単語は変態の意で使われるそうで
うーんそんな意図の作文でないし
誤解、連想されたくないなと思いかけたが
まあ
そういうことか

と思い直している

こちらもどちらもよくできた言葉‥

さて
現在のアトリエ
ぐっちゃぐちゃ
です

膠は凝固するなど
冬の日本画制作は本当に困難

雨降りの今日はちょっと温かく
いつもよりスムーズに作業が進んでストレス少なく
整頓掃除もやっとしよう
そんなことがもう嬉しい

温度湿度などで画面や絵具の表情が変わるのも
日本画を描いていておもしろいところ
駄々っ子だからより愛おしいのかな