胡粉 gofun
最も好きな日本画材は?と問われれば、これをあげると思う。
(金泥やその他ともとても迷うけれど)
胡粉の起源は奈良時代、おとなり中国から製法とともに輸入された白色顔料鉛白。
ちなみに現代の日本の食卓にも欠かせない胡瓜(きゅうり)胡麻(ごま)胡椒(こしょう)も日本の胡粉の起源と同時代にシルクロードより運ばれてきた。胡とはペルシャをさす。
現在の私たちが胡粉と呼ぶもの、天然のイタボガキを原料に日本独自の製法で手間暇かけて作られる胡粉は室町時代のころからか(?)←誰か教えてください
変色の心配もなく、うまく生かせばふっくらと美しい白だけれど、百叩きなどの行程や溶き方、塗り方等も難しく、以前、私の冬のワークショップで受講者の方に胡粉に挑戦していただいた時も最終的に画面で定着しない方がいたり私の不足で本当に申し訳なかった。、、
手間暇かかるけれどその分一生かけてでも深く知っていきたいもっと仲良くなりたいと思う面白い画材。