風の声

2016-01-11

P1130183m

寶尽くし(仮題)
410×1000mm
和紙 墨 箔 金泥 岩絵具 膠

秋のいのちの声を聴く
枯れたいい声なんだ葡萄の葉は
かわいいんだ木の実の合唱は
冬の少し前、金色のさいごのたくさんの煌めきが様々な色に変わりながら
風になって消えていく景色

スランプ苦しかった
抜けるまでは絶対言えないし
自分でわかっているのがつらい
でも自覚がないというのがいちばん怖い
必要な時間

また、自分らしいものが描けるようになってきた
気流にのれたらムササビみたいにとぶばかり
風の声をきく
身を任せる
そのくりかえし、くりかえし

楽しい!

5月の個展《大丸京都店美術画廊》にて出品致します

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