明け方の月も美しかった
此方も宵明けのさくら
絹本=シルクの作品です(普段は殆ど和紙に描く)
さくらの日本画は描かないだろうと思っていたのに、昨年は、何故でしょう、桜のご依頼まつりでした。描くと決めた限りは極めなくては、です。絹のこちらなどは上手く描けたけれど、やはり難しい。
此方の作品、春に間に合わず、その旨の伝達が上手くいっていなかったようで、当たり前です。お客様を怒らせてしまいました
張りつめた空気の中での秋のお渡しも。絵をお出しした瞬間、お顔がほころんでとっても喜んで下さって、作家にとってこれ以上嬉しいことは在りません。
奥様はお茶の先生。今年三越さんと作ったお菓子皿も一緒にご購入下さり、「絵を掛けて、お菓子皿も使って、明日のお茶会はあなた尽くしにするわ」と仰ってくださいました。涙
桜は国の花だから、櫻柄は着物など年中来ても良いのよと聞いたことがあります。
リビングなど明るく活動的なお部屋は季節ごとに掛けかえたいところですが、確かに、書斎や窓の小さな北西の静かなお部屋だったり格式高い空間では冬にさくらでも全く問題ない感じがします。なんとなく。
今宵満月