七十二候では、本日から「蟋蟀(きりぎりす・こうろぎ)戸にあり」。
蝶・羽根・葡萄・栗・松ぼっくり、ひらり、くるり、ざわざわとがさがさと、色々な色や形がもっと枯れて、音と匂いと質感がもっと複雑に絡んで混ざって賑やかな秋。
ところで、昨日、米子の祖母のところに出かける母に作ったお弁当、俵型のおにぎりと、さんかくの卵焼きと、まあるい胡瓜と変なかたちのおつけもの。こんなことでひとしきり一緒に盛り上がれる定家姉妹が大好きです。もじどおり紆余曲折ありながらも、ずっとそんなかたち。へんなかたち。幸せだとおもう。
宝尽くし(一部)
和紙 箔 墨 金泥 岩絵具 膠