佐川美術館日本画ワークショップ
ご好評につき第2弾!《日本画の画材を学ぶ-知る・作る・使う-》
準備中
http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/cgi-bin/event/detail.cgi?file_id=20120610_00000125
前回第一弾の大テーマ「知る」
に今回加わったテーマ「作る・使う」
私としては、
この「作る・使う」が今回特に一押しポイントで
又、
その「作る」の
ヒント画像が上
というのが前回のブログ記事でした
http://sadaieayuko.jugem.jp/?day=20120424
右上写真の赤マルが高価で美しい緑青(ろくしょう)の天然岩絵具
左写真の赤マルが孔雀石(マラカイト)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%94%E9%9B%80%E7%9F%B3
答えは
言うまでもありませんが
この孔雀石で作った本物の緑青の天然絵具を受講者の皆様には
作って!!!
使って!!!
頂きます
ということです♪
どうすれば
初日本画体験の方も含めた受講者の方々に
より楽しくよりスマートな
作って!!!
使って!!!
を
体験して頂けるか
話し合いは何度も重ねておりましたが
本日は目に見える形へと
一気に準備を進めました
(まだまだですが)
先ず
作って!!!
の準備
赤マルの孔雀石
先日学生さん方が絵具の粉に近いかたちに砕いて下さいました
こちら!!!
皆様に一袋ずつ
小分けにしておきますね
佐川美術館ワークショップ
25名様×2講義の他に
全く別件ですが
6月23日24日みやこめっせでの
学ぶ日本画プロジェクトでのワークショップ
「日本画の伝統伝授 たらしこみに挑戦!」
http://www.kyoto-aa.com/event.html
こちらは当日先着(各日12時より申込受付)
15名様×2講義も合わせて用意しまして
計80袋
‥貴重で
‥高価っ
写真は特大乳鉢・乳棒
当日
お一人づつに特大でない可愛い乳鉢と乳棒を配ります
写真ではまだ少し砂っぽい孔雀石
さらにごりごりとすって
さらに細やかに均等に美しい絵具の粉を作って頂きます
自分が描く絵の為に
絵具を作るところから始めるって不思議な感じですよね
私も日本画を学ぶまでは
絵具はチューブから
ニュルッと出せばすぐ使えるもの
与えられたものを疑うことなく考えることなく即使うという当たり前が在りました
今はむしろ当たり前が逆になって
便利な絵具をそのまま使う時
普段は自炊なのにレトルト食品をチンしてすぐ頂けてしまう時の味わいに似た違和感があります
ケースにより勿論必要でで便利ですが
やはり
丁寧な仕事の時には
(というかどの仕事も丁寧で大切なものですが)
絵具を溶いたり接着剤の膠を用意したり
その時のための材料を
その都度心を澄ますような感覚で用意する時間や手間暇こそが
絵の仕上がりの良し悪しや
画面と自身の成長に重要な要素のひとつであると確信します
さて
そうやって用意したものを
使って!!!
となる訳です
本日は
この
使って!!!
の準備
試行錯誤等々もしました
詳しくはまた改めて
緑のもみじを見ると先日の神護寺を思い出す
http://sadaieayuko.jugem.jp/?day=20120505
ここのもみじの木の幹の緑白(びゃくろく)色の苔の様子は本当に綺麗
その後
あのような苔を懐かしみ
どのもみじの木を見てみても
大体乾いていたり
あんな苔の様子で美しい幹に出会えず貴重?なものであったと知る
もしも神護寺辺りのもみじを見ることがありましたら
琳派の緑青と墨を使った
幹の上の苔を現したたらしこみの表現になるほど〜と思うはずです