佐川美術館ワークショップ 鳥獣人物戯画模写

2012-10-27

 

佐川美術館日本画ワークショップ
も第七弾!!
となりました

今回は
模写の授業
正垣雅子先生にお越しいただいて
鳥獣人物戯画

いきいきとした線を学び
さらに
滋賀県の紙工メーカー㈱ケーエスさんが
このワークショップの為に作って頂きました
(オーダーメードです!!)
巻子に仕立てました

作品の上に薄美濃紙を乗せ
新聞紙をまるめた棒に
美濃紙を巻き込みくるくる

目に焼き付けた残像を紙に写す
『上げ写し』
という方法で模写します

くるくる
巻き上げて
作品の
線やかたちの表情を
記憶したら

くるくる
巻き戻して
その記憶を紙に写し再現します

線や絵に人となりが現れます
どんな場所で
どんな人が
どんな気持ちで描いたのか

時代役者気分で
作者になりきれば
こんないきいきした線が
絵が
描けるかな

完成した模写は本格巻子に
模写や保存修復を学ぶ学生スタッフの職人技

白い巾着は
散弾銃の玉を包んで作った重石

撫刷毛
作品の裏と糊を付けた紙を密着させるための刷毛
津久毛という食物繊維の毛
固い毛で
密着させるために打ち付ける時の
とんとんとんという音が爽快

最後にはみでた天地をカットして
巻子できあがり

できた巻子
昔の絵本
よみおえたら
またくるくる
くるくるまいてまきおわったらまたこんどまきもどすひまで

今日は沢山の人に出会えてうれし
そしてまた再会はもっとうれし
いつもご参加下さり笑顔でお声掛け頂けたり
本当にぜんぶぜんぶが
やる気勇気元気に変わります

感謝ばかり
幸せです