風のつぼみの詩

2023-05-05
端午の節句
なんて心地の良い五月の風でしょうか
扇子を風のつぼみとよぶ詩に出会い
私のイメージはひろがり、心にやさしい風が吹きぬけたような気持ちになりました

からだの中に確かにとらえた
こんなに無垢でしなやかな風、花や光のいのちの呼吸を
この絵の中にもっと確かにとじこめたい
そして、そんな世界がいつまでも美しくひろがりますようにと
祈りながら 描きました

宮脇賣扇庵さまの200周年に心よりお慶び申し上げます
これまでと、今と、そしてこれからも
風のつぼみが花ひらき、美しい風が集いますように

花ひらく/ 酔芙蓉
part of the work
和紙 岩絵具 膠

宮脇賣扇庵200周年企画
定家亜由子展 -風集う-
会期 2023/5/19(金)→5/30(火)
会場 宮脇賣扇庵 京都本店2階10時-18時 会期中無休
11時-16時 作家在廊